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vol.08免疫機構の“敵”を取り除くアルファの世界

シルバメソッド開発者 故ホセ・シルバ

最大の敵

 すべての健康障害を治癒するものは、それぞれの人の内にある免疫機構です、免疫機構が弱まった場合、人は健康を損ないます。だから私たちは、個人個人で免疫機構というものをしっかり保っておかなければならないのです。医療関係者や薬品の類は免疫機構を回復させる補助的存在ということです。
 さて、その免疫機構の最大の敵とは一体何でしょうか。それは「罪悪感」です。罪悪感がその働きを弱めてしまいます。誰でも、いけないとわかっていることをすれば、それが仕事上のことであれ、家庭内のことであれ、罪悪感を持ちます。
 それは、自己の内にある免疫機構の働き狂わせてしまいはじめるのです。それがストレスと呼ばれるものです。


 その他にも免疫機構の敵となるものは、圧迫感や心配などが挙げられますが、一番の敵は罪悪感です。

 免疫機構が弱り始めると、人は不眠症や編頭痛、ひどくなると胃潰瘍や高血圧などの健康障害を起こします。それらを治さなければ、ますます悪くなっていくのは言うまでもありません。それから糖尿病、関節炎、緑内障といった慢性病が起こります。これらは第二段階の症状です。そしてこれらを治さないと、もっとひどい、白血病、がん、心臓発作などが起こり、ついには死に至るのです。

免疫機構を強化する

 しかし、卒業生の皆様は、免疫機構を強化する方法はすでにご存知ですね。これは極めて簡単です。
 まず、アルファレベルに入って、一日15分間、その状態にいるのです。そこで、自分の問題や過去の経験を振り返ります。時には分析や洞察することも必要でしょう。そのとき、もう二度と繰り返したくないような過ちを犯したことを認め、罪悪感をすべてぬぐいとります。そして、将来の計画を立て、前向きな姿勢で新たな自分自身に焦点を当てます。そうすることにより、私たちは健康を保てるのです。



しかし、自分が10ヘルツの脳波に位置しているということは、はっきりさせておかなければなりません。私たちは、一秒間に10ヘルツという、地球と電離層との間に発見された周波数に自分の持つ周波数を合わせているのです。緊張や心配事の結果として、ストレスが溜まります。するとそのストレスは、免疫機構を弱めてしまいます。しかし、10ヘルツの周波数において15分間、意識的な目覚めを保ち続けていると、そのストレスを排除できることがわかっています。つまり、脳波を10ヘルツに一日15分間合わせることによって、通常の一日の疲れ、ストレスを解消することができるのです。
 私たちは、アルファレベルに入るとき、この周波数10ヘルツに自分を合わせています。そのことはあなたの持つ免疫機構を強め、体調を整えます。そうすることで、さまざまな健康障害に煩わされることなく、健康管理をすることができるのです。

 あなたが病気になったときは、もしかすると、あなたの中の考えかたによるものが大きいと言えるでしょう。多くの病気は、あなたをより精神的にも、肉体的にも成長に導くきっかけとなるチャンスです。
 病気というものは、人を殺すべきものではありません。言い換えると。人は完璧な健康状態で自然に死ぬことが望まれます。病気が人間の生命を奪うことを防ぐ方法がわかれば、人間は完璧な健康状態で死ぬことができるようになります。

 毎日15分間、あなたの都合のよい時に、アルファレベルに入って、自分の免疫機構を整え、罪悪感を取り除く習慣を身につけることを心がけてください。そうすれば、健康を維持していくことができます。
 その方が、病気になって寝込み、回復を待つよりずっと得なはずです。

vol.16 1983年12月シルバ メソッドアメリカ本社 ニュースレターから
(2008年6月発行 シルバメソッド ニュースレターより)